問 今、世界中でたくさんの犯罪が起こっています。一対一の人間関係でもかなり多くの暴力行為が見られます。互いの殺し合いや、暴力的で残忍な行為をなくすために、もっと自分自身や人の命を尊重するには、私たちはどんなことから始められるでしょうか。
答 いつも愛のメッセージを伝え続ければ、肯定的な方向に発展します。子どもに注意する時は、まず一言「いい子ね」と言うのが好ましいでしょう。いつものような否定的な言い方ではなく、肯定的な言い方をするのです。例えば、「そんなに汚くしないで!」ではなく、「いい子ね。きれいにしましょうね」と言ったらどうでしょうか。すると、「きれい」という言葉は「汚い」という言葉の代わりに頭の中に記憶されます。「する」とか「しない」とかが問題なのではなく、重要なのは文章の本質です。ほとんどの人は、「そんなに汚さないで!」「そんなひどいことしないで!」「そんな意地悪はしないで!」などと言います。そのかわりに、ただ「親切にしましょう」「やさしくしましょう」「上品にしましょう」と言うのです。そうすると、言葉の本質が凝縮されて、「親切」「やさしく」「上品」になるのです。他のすべてがなくなると、ただ本質だけが残るのです。私たちはいつも子どもたちに「汚いわねえ」「いつまで起きているの」と言っていますが、それよりもただ「早く寝ましょうね」と言えばいいのです。私も同じような間違いをします。私もまだ勉強中なのです。
The Supreme Master Ching Hai
アメリカ・テキサス州ヒューストンにて 1993年11月14日(英語)
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