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| 矛盾の巣窟日本陸軍 | 書きたいことは、それこそ山のようにあります。 とにかく、よくこんな組織であれだけの規模の戦争を戦ったものです。 兵隊の数だけは、どっさり居たのですが、何しろ、装備と、教育の内容がなってない。 特に、参謀教育、指揮官教育という面で、かなり偏っている。 戦略を系統だてて教えない士官教育って、ああた、戦争しちゃいけませんよ、絶対! なんて、辛辣にいってますが、じゃあ、どうすればいいの? 当時の日本の軍事システムって、変革の余地はあったの? という話になってきますよね。 シミュレーションやってても突き当たる壁です。 これがどうして、理想論ならぶち上げられるが、実際の当時の日本人の意識に照らして、改革が可能かと考えると、無理なんですよ。 真に近代的な陸軍を作るなんてのはね(^_^;) 困った物だ。 この困った陸軍の、困ったぶりを次の項でちょっと解説してみましょう。 |
| じゃあ、陸軍を強くしよう! | だいたいがだね。日本陸軍て弱いんちゃうの? こういうこと書くと、反発する方も多いでしょう。 日本陸軍は強かったのだ、とむきになって反論する前に、冷静に太平洋戦争当時の日本軍のシステムを分析してみてください。 事実上、日露戦争からこっち更新されてないじゃないですか。 兵器体系も古いままの部分が多いし、用兵思想はそのまま。もっとも問題なのは、兵站に対する意識、いやさ認識の欠如! という訳で、こんな全時代的軍隊では、はっきりって物量で押しまくる戦争をやってくるアメリカに勝てるわけがありません。それどころか、ソ連にだって勝てる筈がないのです。 という訳で、シミュレーションを行う上での改良点は多々見つかってきます。 まず最初にやるのは、兵器の刷新より、この兵站面の見直しですね。 現地に行って食糧を自給しろなんてえ軍隊が、近代戦を語ってはいけない。これって、戦国時代にも劣る野蛮行為ですよ(^_^;) 戦国の武将達は、兵量がなくなったら、素直に負けを認めました。ところが、日本軍は、奪ってよろしい。というわけで、徴発と言う言葉を使って、強奪の限りを尽くしたわけです。 あなた、これは誰が見ても侵略行為ですよ。それで、アジアの解放が…と言っても、現地の人は聞く耳を持ってはくれません。 まず食い物、それから弾薬、とにかくきちんと前線に届けるためのシステムを作り上げること。それが軍を強くする第一歩です。 あのインパール作戦では、補給部隊はジャングルの道を物資を担いで歩いていって、途中で全部投げ出して帰ってきました。 おかげで、最前線の部隊には弾薬も食糧も一切届きません。まだ敵が居れば、襲って食い物でも武器でも奪えまっす。これが、敵の居ない地域の場合、飢えて死ぬしか道がなかったのです。 英印軍が反撃して、敗走を始めたとき、前線部隊は道端に投げ出された武器弾薬を発見して激怒します。当然、時間がたって弾薬は使えなくなってます。食糧は、最初から必要量運んでないので、闇に消えちゃってます。 こういうのは、明らかに負けるための戦争です。 まずきちんとした補給部隊を作りましょう。 その上で、今度は兵器体系の見直しですが、それにあわせて戦術の根本的見直しが必要ですね。 とにかく、日本では弾薬の生産量が少なかった。そのせいで、常に(開戦前から)弾薬不足に悩まされていたのでした。 このため、訓練で日本の兵隊は、弾をけちって一発一発。魂を込めて、射撃するという「兵隊としてあるまじき」習性を叩き込まれたのであります。 いや、敵と総力で激突する戦場において重要なのは、何より火力なんですが……(T_T) まず潤沢に弾丸を与えましょう。そして、戦場ではがんがん銃を撃ちましょう。イギリス軍もドイツ軍も、小銃はボルトアクションだったぞ! (まあ、ドイツ軍は戦争末期にはStg44みたいな銃を作ってますが、あくまで主戦兵器は、モーゼルKar98Kでございました) ここまで来れば、あと一息! とりあえず、本物の戦車を作らせましょう。はっきり言って、小銃で擱座する軽戦車なんか作っていてはいけない(T_T) 主力戦車も、きちんと敵戦車を叩ける性能を与えましょう。 そして、火砲をもっと充実させえるのです。 最低でも、一個師団に一個連隊の砲兵隊。それも、支援砲撃専門の榴弾砲連隊をつける。野砲でもいいが、この場合全部機動野砲にしなくちゃね。 山砲は廃止! 代わりに機動化した重迫撃砲部隊を作る。 速射砲は、がんがん口径をでかくする。高射砲は、まず機動力のある機関砲を中心に、師団単位で標準化して前線に持っていかせる。 陣地守備は、戦争後期に出来た高射砲連隊に任せればよい。 …ということは、組織丸ごと変えなくちゃ駄目じゃん! という訳で、陸軍の強いシミュレーションを書くのはかくも大変なのであります(T_T) ご理解いただけましたでしょうか。 |

悲惨な姿の隼
この稿、まだまだ愚痴る…じゃない、かくことあるので、更に続く! 次回アップを待て!
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