第11回 遺跡発掘調査報告会 2004年3月7日 リージョンプラザ上越

    主催 財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団
        上越市教育委員会
        新潟県教育委員会

  反貫目遺跡 所在地  新潟県北蒲原郡中条町大字築地字反貫目515
          調査期間 2003年4月〜10月
          調査面積 5940u
          報告者  佐藤 優一氏

   遺跡の概要・立地
      越後平野北東部に位置し、胎内川により形成された扇状地上にある。当遺跡は日本海
     沿岸東北自動車道建設にともなう試掘調査によって、地表下1bから500年前の古墳時代
     中期(上層)の土器と、地表下1.5〜2bから1700年前の古墳時代前期(下層)の土器が
     発見された。今年度、本格的な発掘調査が行われた。

   遺物
      上層では、土器が完全な形に近い状態でまとまって見付かった。土器の器種としては、甕・壺・
     高坏が主なものです。祭祀に用いられる石製模造品の臼玉も1点見付かった。下層では、包含層
     を中心に良好な保存状態で多くの土器が出土した。出土した土器は、甕・壺・高坏・器台・鉢・甑が
     中心ですが、それらの中でも甕が特に多く出土した。頸が細く、直線的な口縁部をもつ壺は、全体
     的に赤い色が塗られており、ほぼ完全な形で出土した。土製品では漁網に付けられたと考えられる
     土錘と性格不明の粘土塊が2点ずつ出土した。

      下層の包含層からは、自然科学分析の結果、稲のプラントオパールが多量に検出された。この
     分析結果は、遺跡近くで稲作が行われていたことを示すもので、この遺跡の成因、生業を考える
     上で重要な発見です。

      (プラントオパール:土の中に残されたイネ科植物細胞のガラス質。植物により形が異なるため
                 現代の植物と比較することで種類が判別できる。遺跡やその周辺に生えて
                 いた植物の様子が分かる。)

  反貫目遺跡出土品

    下層の出土品

  

   反貫目遺跡出土品

     上層の出土品



   お聴きの曲(MIDIファイル)はヤマハ(株)から提供されたものです。

     

     

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