シネヴィヴァン六本木に捧げる

鎮魂歌<レクイエム>

The Last Picture Show of CineVivan ROPPONGI


 

 シネヴィヴァン六本木閉館に寄せる想い

 Memoirs of CineVivant, Early Days

 tess♪

 by tess

 

 単館ミニシアターの老舗、シネヴィヴァン六本木が、今年いっぱいで閉館されると聞きました。開館したのは、1983年。その2年後の1985年、その頃、私が勤めていた会社が六本木にあり、思えば私がまだ映画めぐりをはじめる前に出会った数少ない劇場、しかもミニシアター系の映画館であり、静かで落ちついた雰囲気だったのが、今でもとても印象に残っています。

 かつては西武セゾン系の映画館であったシネヴィヴァン六本木も、今ではテアトル系に変わっており、配給会社としてのシネセゾンじたいがメディアボックス(東京テアトル系列会社)に業務委託されたと聞いています。リストラが本格化し、これも時代の流れといえば仕方のない事なのでしょうか・・・そして年内で閉館とは残念・・・。 確かに、現在六本木に遊びに行ったりする人の数そのものが減っているのかもしれません。私が仕事でも遊びでも六本木を拠点としていた当時は、六本木や麻布、赤坂、青山で遊ぶことじたいが、80年代の象徴のひとつであった気がします。グルメスポット、ファッション、インテリア雑貨、アート、音楽など様々なSHOPがひしめき合い、仕事を終えたサラリーマンやOL達がクラブやディスコ、バーなどに続々と集まり、業界人や芸能人の姿も多く見られ、最新情報を発信する“眠らない街”でした。周辺に各国大使館が集中していることもあってか、ひじょうに国際色豊な街という雰囲気でした♪ そんな、六本木周辺そのものが想い出深い場所である私にとって、シネヴィヴァン六本木がなくなるのは、その想い出のかけらが無くなるようで、とても残念なのです。(;;)

 そんな私も最近では、便利な渋谷、新宿、銀座が主で、ここ数年六本木に足を踏み入れておりません(( ̄・ ̄;))(苦笑) 余談ですが、ラーメンの”大八”はまだ健在でしょうか?(爆)六本木交差点から乃木坂方面へ向かって左側にあった屋台風のお店)

 以前、シネヴィヴァン六本木といえば、フランス映画というイメージが強かったと思います。実際、シネ・ヴィヴァン六本木開館第一弾は、ジャン=リュック・ゴダール監督の「パッション」だったと記憶しています。(これは、実際観に行ったわけではなく、当時の同僚が、”開館したばかりのシネヴィヴァンを見に行った”っというのを聞いた話しです。)

 その後も、「カルメンという名の女」(ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞受賞しています)やゴッドフリー・レジオ監督の「コヤニスカッティ」、ニキータ・ミハルコフ監督の「ヴァーリヤ! 愛の素顔」、アンドレイ・タルコフスキー監督の「ノスタルジア」(カンヌ国際映画祭で、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞フィルム製作グランプリ受賞)の順番だったと思います。

 

私が初めてシネヴィヴァン六本木で観た作品は、

★1985年の夏だったと記憶しています。スラヴァ・ツッカーマン監督の「リキッド・スカイ」(LIQUID SKY)(確かそうだったと思う(汗)。なにしろ昔の記憶なもので(><))アン・カーライルが男女二役を演じていて、中性的な魅力が印象的でした。ストーリーは、NY・マンハッタンに突然UFOが現われるんです。そして宇宙人が、人間のSEXやドラッグの快楽をエネルギーにするために、精気を抜きとってしまい、抜き取られた人間は死んでしう・・・ という奇抜で、エロティックなイメージでした。

その他、

★1987年秋、ジョン・セイルズ監督の「ベイビー・イッツ・ユー」。レイトショーで観ました。「ボディ・ターゲット」のロザンナ・アークエットが出演してる青春映画で、アークエットがとってもキュートでした。ストーリーは、高級住宅街に住むお嬢様(アークエッット)と、労働者の息子で退学を繰り返してきた不良少年との恋をほろ苦く描いた作品です。

★1988年、「ストリート・オブ・クロコダイル」。これは、ティム・クエイ、スティーヴ・クエイ監督の、人形アニメーションです☆怪奇幻想な世界でただただ圧倒され、驚きと目からうろこ状態だったのを覚えています。(笑)

★1992年、ジャック・ベッケル監督の「エドワールとキャロリーヌ」(仏)。新婚夫婦の様子をコメディ・タッチでつづった物語で、舞台は夫婦の安アパルトマンと、妻のおじのブルジョワ的高級アパルトマン。ハッピー・エンドなのですが、巧みに喜怒哀楽を表現しふと悲劇的に見せたりする技などが印象的。

★1993年、ロラン・シュヴァリエ監督の「ジャンベフォラ〜聖なる帰郷」。これは、夏の終わりで、レイトショーで観たと記憶しています。フランス=ギニア=アメリカのロード・ドキュメンタリーです。

 

 その他、開館当時の六本木での思い出の映画はいくつかあるのですが、十数年前というと、記憶がおぼろげなので、日記に書いておけばよかった(苦笑)と、ちょっと後悔。(( ̄・ ̄;))(爆) 初期の頃から、ポスターやチラシがオシャレで、オリジナルのパンフなど、かなり宣伝にも力を注いでいたのではないでしょうか。。。そういえば、当時の従業員の方も、いかにも映画青年@風(笑)でしたが(笑)、いまはどうなのでしょう・・・。

 

 今になって悔やんでも遅かりし・・・ですが、観に行かなくて残念だったのは、昨年ヒットした「CUBE」です。それから98年東京国際映画祭グランプリの「オープン・ユア・アイズ」。(この作品は、愛しの(爆)トム・クルーズによるハリウッドリメイクが決定しているので楽しみ((笑)) 以前は確かにフランス映画のラインナップは多かったようですが、最近では「オープン・ユア・アイズ」のようなスペイン映画の上映や、アジア系、北野武監督の「HANABI」も上映していたと思います。今年に入ってからは、ジャック・タチ監督の特集(「ぼくの伯父さん」「ぼくの伯父さんの休暇」「トラフィック」等)も上映していたのですよね。う〜ん。行かなかったのは残念。というか、ジャック・タチさんを知ったのがつい最近なんですけれどね。(爆)

 

 とりとめのない話に終始してしまいましたが、最後に是非、シネヴィヴァン六本木閉館を飾る「ヘンリー・フール」を観に行ってきたいと考えています・・・(uu*

 

 by tess♪ <tess@mail.awave.or.jp>

 

 

●tess♪●

東京都練馬区にお住まいのtess♪さんは、美容師の経験もあり、その後プログラマーに転身して…と、まさに波瀾万丈(?)のプロフィールの持ち主。

Pixy's Box 

http://www.awave.or.jp/home/ogaw1288/

 

 

 

  

 Interview with MR.MASAO MITO

  

 CineVivant and Me

 

 Please Come Back CineVivant

 

 The CineVivant Museum

 

 The History of CineVivant (1983-1999)

 

 

  

 to : Project F - Special Issues 

 to : Project F - Index

 


 

 to : Cemetery Index 

 to : Outlaw Index

   

  HOME

 

 

Ads by TOK2