The KYOKO KAGAWA Empire

 「日本誕生」

  The Three Treasures

 (2004/01/12)


(1959年・日本)東宝 製作

監督:稲垣浩

製作:藤本真澄、田中友幸

脚本:八住利雄、菊島隆三

特技監督:円谷英二

出演:三船敏郎、司葉子、中村鴈治郎、宝田明、久保明、平田昭彦、伊豆肇、東野英治郎、田崎潤、田中絹代、杉村春子、志村喬、鶴田浩二、香川京子、左卜全、藤木悠、水野久美、乙羽信子、上原美佐、原節子、小林桂樹、加東大介、柳家金語楼、榎本健一、有島一郎、三木のり平、朝汐太郎

 


 

<作品紹介&感想>

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<香川京子ファンの見どころ>

 東宝製作1000本記念映画で、古事記・日本書紀などの神話や伝説の世界を再現したスペクタクル大作。東宝オールスターがキラ星のごとく出演し、3時間を超える上映時間の中での香川京子の出番は…と言えば、東の国の姫君・美夜受姫(ミヤズヒメ)。いつになく眉をキュッと持ち上げて引き、凛々しく勇ましいお姫様ぶりを発揮するから嬉しい。

 日本(ヤマト)の国からやって来た日本武尊(ヤマトタケルノミコト)=三船敏郎を、最初は自分たちを征服するために来た残虐で情け容赦ない武将と思い込んだ彼女。日本武尊を歓迎すると見せかけて、酒に毒を仕込んで殺そうとするいささか手強い女でもある。だがまるっきり自分たちを信用しきって、しかも善良で気は優しくて力持ちの日本武尊に、美夜受姫はついつい殺そうとしたことを告白してしまう。そんな自らの罪を認めた美夜受姫を、日本武尊も憎からず思うのだった。というわけで、二人の仲はイッキに進展。婚約をしようというところまで進むのだが…。

 そこに彼女のライバル、弟橘姫(オトタチバナヒメ)=司葉子が現れたことから話がこじれる。

 元はと言えばこの弟橘姫、日本武尊とはお互い見初め合った仲。だが神に仕える巫女の身分故に、日本武尊との仲を諦めなければならなかった。日本武尊=三船は彼女とのわだかまりがあったから、美夜受姫についつい飛びついたというところもあったのだ。何という下半身に人格のない男。そして何と美夜受姫のお気の毒なこと。

 結局その後、弟橘姫は海の藻屑と消えるが、日本武尊は彼女のことが忘れられずに美夜受姫に別れを告げる。一度は結婚話まで持ち出しておきながら、それはあんまりにもひどいんじゃないの? しかも自分でそれを告げずに、使者に言わせる卑怯者ぶり。せめてもの詫びのつもりか、ヤマタノオロチの尾っぽから出てきた伝家の宝刀とやらをこの使者に持たせるが、ハッキリ言ってこんなガラクタもらったって彼女は何の慰めにもならない。余計セコさが強調されるだけだ。

 それでも黙って宝刀を収めるばかりか、「こんな値打ちモノを…」などと感激して日本武尊の思う通りに別れてやる美夜受姫は健気。僕ならば弟橘姫=司葉子など目もくれず、ひたすら健気な美夜受姫=香川京子をとるのにねぇ。ともかく彼女に対する日本武尊=三船敏郎の理不尽さには、激怒せずにはいられない。

 


 

 

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