〜受験記録〜

とき:19981228

受験会場:八方尾根スキー場

使用バーン:黒菱、兎平(平らなところ)

天候:晴れ

雪質:良

受験回数:1回目合格

得点

大回り:70

小回り:70

大回り〜小回り:71

ステッピングターン:71

総合滑降:70

計:352点

リベンジ

燃えた・・とても。準備は万全。シーズン3日目だった。

あれから3年。見事合格。

秘話

はっきり言ってむちゃくちゃ自信があった。

テクニカルへ向けての弾みをつけるためにも72オール出すくらいの気分でいた・・・。しかし現実は遠く及ばない。

今考えると、恐ろしい限りだ。

自分の身の丈を冷静に分析できたのは良かった。


〜これから1級を受けようと思っている人へ贈る勝手な思い込み

総評

今シーズンから2級を持っていなくても受験できることになったせいか、受験者の技術水準にかなりの開きがある。

2級同様、過度な角づけのみで滑り降りてくる人が明らかに少なくなった。ただ、それでもエッジング意識がまだ強いように思われる。

小回り種目がほとんどなくなったせいで、一様に大回りは上手い。しかし小回りは(-_-メ)。ま、種目にないのだから仕方がない・・か。

受験者全体にいえることだが、多くの人が1級をゴールラインにしてしまっている。できれば、本当の意味でのスキー道の入り口と考えてほしい。通過点なのだ!まだまだ上手くなれるぞ!!

1級では広島と長野では大きな較差がある。2級よりも広がる感じ。点差にして3点くらい。スキー環境の違いで、長野レベルに合わせてしまったら、合格者なしの検定会が続出してしまうからだ。

内傾角

角づけ

2級と違い、さすがに意識している人が多い。

しかし、意識するあまりほとんどの場合腰の位置が軸から外れてしまっている。内傾軸はスピードと回転弧から生まれる遠心力によって自然に釣り合う位置に現れるはずだ。角づけも強すぎる感じ

自分から倒しこむ動きはテク・クラ以上のレベルでは意識していいと思う。しかし、まずは外足で捕らえた外力に自然と釣り合う軸の作り方をマスターしよう。外足のエッジが外れる事のある人は要注意だ。

角を立てようとして膝を入れる動きを見かかるが、コレはしないほうがいいみたいだ。

ポイントは足裏感覚を大事にすること。落下エネルギーを捕らえ、圧が溜まりターンすることによって生まれる感覚を感じ取ろう!

エッジング

1級で求められるのはスキッディング要素とカービング要素のターンを使い分けわれるか?ということ。

雪三郎的には、ズレをコントロールしながら横移動と落差に体がついていくか?また、その意識があるか?ということが重要であると思う。コレができれば高得点が期待できるだろうと思う今日このごろ。

つまりスキーを足場にして壁をつくってズレを止め、カービングに入っていくのではなく、ズレがだんだんと小さくなってカービング要素を表現できる滑りをするほうが適切であると思う。

壁を作ってしまうと、必要以上に腰が入ってしまうし、ズレが完全に止まるわけでないので体が落差についていかないのだ。スキーの移動を止めず、さらにその上に体がついていくエッジングが大切だと思う今日このごろ。

また、重みを乗せたままエッジングすることが2級以上に重要になってくる。形にとらわれてサラサラーと降りてくるのはまずい。雪面への働きかけが重要です。

雪面への働きかけができると「圧」というものが分かるはず。コレを感じ続けることのできるエッジングを心がけよう。

上下動

個人的には2級のときより小さくなっいるハズだと思う。

特にカービング要素を出すときは、必要最小限に留める意識が大事。切換え時にフワッとした感覚がある人は要注意です。

上下動を抑えて下へ下へ圧を求めていく感じで。自然とベンディングの動きが現れてくるハズだ。

ポジション

2級よりも関節が曲がり、低い姿勢になっているハズ。

カービング要素で滑るときは切換えでストックをつかないほうがいいらしいよ。

メンタル
チェック

受験の時、誰もが戦う相手・・・・それは自分自身。

緊張のあまり玉砕してしまうことなどよくありますわ。

気合の入れすぎには注意しましょう。

絶対に普段以上のすべりはできません。

普段どおり普段どおり!

ただし!!怖気づいてゆっくりいっちゃーダメっす。

こういうすべりは下で見ていてなかなか下りてこないんでちょっとイライラしてしまいます。

普段どおりが大事なんです。

雪三郎的には、気合を入れて体を動かすことはせず、エッジング感覚だけに気を配っています。足裏感覚が大事のような気がする・・・。

受かるときにはそれなりの自信があるハズです。

十分に実力がついてから受けるのが一番ですわ。




種目(実践種目&規定種目)

どんな斜面でもコントロールして確実に滑ることが出来るか?を見ているよ。
不整地を含む中急斜面(総合斜面)で効率的な技術(スキッドとカーブの使い方)で安定感を持って滑れる能力があるか?

スキー教程でいう、「応用技術」と「発展技術」を用いることのできる段階に達しているかがカギ。
※応用技術とは斜面や気象などの条件の変化にそれぞれ適合する形の運動が出来る技術のこと。
※発展技術とは状況・条件に最も適合した運動形態。外力を巧みに利用し、内力と調和のとれた運動

以下は、個人的な意見です。人それぞれ感じ方も違うと思うので、あくまで雪三郎的フィーリングだと思ってくださいませ。

まず
ひとこと
1級ではやはり、ターンポジションを早く確実に作れる能力が問われてくると思う。
これは、カービングスキーの能力を生かすのに最も重要な要素だと思う。

何度も言うけど、このためには雪面コンタクトを大事にしてやらないといけない・・。
上下動を最小限に抑えた中で、確実なニュートラルポジションから早めに外足で雪面を捕らえて雪面抵抗をもらっていく・・。
そこからさらにスキーが回転方向外側に向かってスライドしながら、荷重していくことで板がたわんでくる


(ここで注意して欲しいのはここから壁を作って踏んでしまわないこと。こうすると外足の軸から腰が外れてしまいます。角を早めに立てたいとか、軸を寝かせたいと思うのもヤマヤマですが、ここはじっと我慢です。)

この回転方向外側へのスライドに荷重し続けていくと、板がだんだんとしなってきてトップが内側へ向いてきます。
カービングスキーでは、自然に板が回転してくれるのです!!

そして、雪面抵抗を捕らえた板が体の下に戻ってくる切換えまでの流れを止めないようにしましょう。
自分から強く荷重しようとして足を突っ張っていきすぎると、この運動の流れが止まり、体の動きが固まってしまいます。
ゆっくりと圧を抱え込みながら軸を起こしていけばよいのです。

この感覚が分かれば1級合格は確実でしょう?
まさにスキッド&カーブです。
とくに、ターン外側にスライドし続けていくスキーの上にポジションを保ち続けられるか?というとこが難しいと思います。

スキーに重みを乗せたままこれが出来るようにチャレンジしてみよう!
足裏感覚を大事にすることで、だんだんとこの要素が引き出されるようになると思います。
DO意識からLET意識へ!・・・。

また、2級では少しの失敗でもポジションが遅れてしまいそのままゴール!なんてこともあったと思う。
しかしながら、1級ではそこからもう一度体を戻すことのできるようになって欲しい。
特に上下動が大きく出てしまう人はポジションが遅れやすいので注意しよう。
安定したポジションを保てるようになろう!!これも重要です。
とにかく練習あるのみじゃ。

大回り 【カービング要素の大回り】
まず、言いたいことはカービングではなくカービング要素だと言うことです。
ターン後半舵取り期に向けてだんだんと横向きのスライドから縦方向へのスライドになっていけばよいのです。
コンフォート系の滑りとの違いは、舵取りのカービング要素の比率をより高めたものだと捕らえればよいと思います。
このためには、切換え後に素早く雪面を捉えていくことが重要になってきます。
(⇒素早い切換えとは?スキーのキソのLEV7を参考にしてください)
あとは「ひとこと」のところに書いたように、じっくりターンを丸く仕上げていくことに注意してください。
膝下でエッジを強めたり、腰を必要以上に内側に入れることは出来るだけ避けましょう。
早く雪面を捉えることができれば自然とターン後半は楽にカービング要素を引き出せるようになります。

ニュートラルでは確実にポジションを戻してやりましょう。

【コンフォート系大回り】
では、何がカービング要素のターンと違うの?
と思われると重います・・・。
雪三郎は個人的には、実際に使用されるバーンや状況、さらにこのレベルではそう違いはないのではないか?と思う。
もちろん全てカービングで滑れる人なら明確な違いを表現できるだろうが・・実際そんな人はほとんどいないだろう・・。
あえて言うならば、よりターン前半のスキッディングを大事にして欲しいです。
つまり、ターン外側への横スライドへ乗っていく部分です。
この部分をしっかり作ってやることでスキッド&カーブの滑りを上手く表現できるのではないでしょうか?

中回り 個人的に思うのはなぜカービングにこだわるのだろうか?
という事。・・・ま、要素ということでニゴらせているのはそのためだろうが・・・。
スキッド&カーブで十分では?雪三郎もこれしか出来ない・・・。
・・で、中回りで大事なのはやはりリズムを保てるか?という事だろう。
一定のリズムで気持ちよく滑ることが出来るのが最低条件であると思う。

ポジションは低めにして、雪面コンタクトを大回り以上に大切にして欲しい。
こうすることで雪面抵抗を効率よく受け止められるだろう。
そして、大回りより積極的に落差についていく意識が必要になります。板の落差についていく意識です。
こうすることで、スキーが雪面抵抗を捉えて、下半身が動かされる感覚が出てくるでしょう。
気をつけて欲しいのは、自分からベンディングの動きを意識しないことです。
上下動を抑え、雪面コンタクトを大事にすることで自然とベンディングの動きが現れてくるでしょう。・・・あくまで雪面からの運動なのです。

中〜小回り この種目では中回りから小回りへ素早くリズム変化をつけていけるか?が問われます。
小回り〜中回りになる2級と比べると難易度が非常に高いと思います。

さて、中回りは良いとしてもおそらく問題は小回り。
そしてどのようにして中回りから明確に小回りに入っていくのか?でしょう。

それは・・「急激にエッジングしてスピードコントロールしようとしない」ということ。
このような動きをすると、おそらく体が遅れ、その結果スピードコントロールできないことになるでしょう。
リズムは明確に変えていくのですが、エッジングはその反面柔らかくしてやらないといけません。
急激な圧変化は避けなければならないのです。
「まずはひとこと」のとこで言いましたが、切換えから足を伸ばしながら雪面を早くソフトに捕らえそこからスキッドしていくところを柔らかくゆっくり作ってやることです。
小回りでも出来るだけ柔らかくゆっくり作って欲しいです。
このとき、板の落下に上体の落下がついていけばアーラ不思議!滑らかに小回りになるでしょう。
突っ張ってしまうと、板と体の位置関係上、体の落下と動きが止まってしまい遅れてしまいます。
まさにDOからLETへでしょう。
総合滑降 もうこれは気持ちよく行きましょう。
「まずひとこと」のところでいった点に注意して、ドーダー!っていう感じに。
普段の自分の実力が十分発揮されるように開き直れるか?
が一番でしょう。


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