Graham Chapman(グレアム・チャップマン)
属性:警官・軍属系
2002年5月現在、メンバー唯一の故人である。警察官の息子としてのサガだろうか、警官役や軍人役が多かった。またゲイ役をやらせては一番光っていたが、それは彼が本当にゲイであったからである・・・
ケンブリッジ大学にて医学を学ぶ傍ら、「ケンブリッジ・フットライツ」に参加。ここでジョン・クリーズと出会い、以後コンビを組み、数々のコメディシナリオを発表、自らも舞台に立つ。
ケンブリッジ卒業後に、内定していた医師職を自ら白紙にし、クリーズと共にプロのコメディアンとなり、『フロスト・リポート』、『アット・ラスト・1948・ショー』などに参加。さらにはピーター・セラーズ、リンゴ・スターが共演した映画『マジック・クリスチャン』への出演(ジョン・クリーズも出演、二人で作中のギャグも書いている)など、『パイソン』への地盤を形成していく。
『モンティ・パイソン』のスタートと共に、クリーズとの黄金コンビは絶頂期を迎え、数々の名作を生み出していく。かの、「死んだオウム」は、グレアムがペイリンの体験談を元に(中古車販売員とペイリンの、本当にあった「嘘のようなやりとり」を「ペットショップ」に置き換えたグレアムの発想は、もはや神懸かかっていた!)書き上げたものだ。
だが同時に、グレアムの私生活は「かなりボロボロ」だった。大学時代から続いていた過度の飲酒により、肉体も精神も崩壊寸前だったようで、仕事にも支障を来す事もあったそうだ。
パイソン終了後は、かの『サタデーナイト・ライブ』にも出演、自作自演のコメディ映画『オッド・ジョブ』などを発表する傍ら、ゲイの人権問題に積極的に取り組み、自らも脚本家のデビット・シャーロックと20年にわたり同棲生活を続けていた。
パイソンの中では、冒頭で述べているように「軍人・警官」役が印象に残る。第一シリーズ4話の随所に登場する「英国軍広報担当官」は、進行中の話に強引に割り込み、強引に終わらせてしまうという、強引なキャラクター。びしっと着込んだ軍服が似合っている(『死んだオウム』にも登場する)。それとは対照的にゲイ役は強烈この上ない。圧巻は第二シリーズ1話の『報道特集(Face
The Press)』に登場する内務大臣役。パイプをくゆらせ、威厳のある表情の度アップからカメラが引くと、その服はばりばりのブランド品の女物のドレス!! 2分少々の短いスケッチだが、与える印象は物凄い物だった。
短いコントの中にあって、その表情がすごいのが第一シリーズ5話の『猫さまお悩ませ有限会社(Confuse-A-Cat)』の獣医役。カメラが切り替わるたびにそのカメラを睨み付ける表情が印象的だった。また、同様のシチェーションは第二シリーズ1話の『蛙のエセル(The
Piranha Brothers)』でも見ることが出来る。
1989年10月4日。『パイソン結成20周年』の前日、クリーズ、ペイリンらが見守る前で、脊髄癌により死去。享年48歳、あまりにも早すぎる死だった。余談であるが、日本に於いてグレアムの吹き替えをしていた
山田康雄さんも1995年3月19日に脳内出血で亡くなっている。もはや、声も姿も永遠に見れないのである・・・・
【日本語吹き替え】
声優の山田康雄さんが亡くなられた後、DVD『人生狂騒曲』では安原義人さんが担当しています。
『モンティ・パイソン』を作った人たち
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