Terry Jones(テリー・ジョーンズ)
属性:男のストリップ&おばちゃん系
男のストリップをやらせたら、右に出る者なし。また、気弱な虐められ役と、甲高い声でがなりまくるおばちゃん役(ペパーポッド)が「妙に」はまっていた。
五歳で現代詩にはまり、ラグビーで健全な汗を流す『神童』を変えたのは「演劇」との出会いだった。それは歴史を学ぶため入学したオックスフォード大学時代のこと。ジョーンズはそこでマイケル・ペイリンとの運命的な出会いを経て、以後「盟友」としてコンビを組むことになる。「オックスフォード・レヴュー」に参加した二人は、同サークルのコメディー公演で喝采を浴びることになる。
オックスフォード卒業後、ペイリンと共に『フロスト・リポート』に出演、クリーズ、チャップマン、アイドルと出会う。その後『ドゥー・ノット・アジャスト・ユア・セット』で脚本と出演で活躍。そして、『モンティ・パイソン』のスタートとなるのである。
『パイソン』においてもペイリンとの黄金コンビは健在で、数々の共同脚本&共演を果たす。同時に「演出」方面で才能に目覚め、パイソンメンバー総出演の映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル』で、テリー・ギリアムと共同で監督を務める。さらに『モンティ・パイソン・ライフ・オブ・ブライアン』と『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』では単独で監督を務めた。
パイソン終了後は、ペイリンとのコンビで『リッピング・ヤーン/羽根をむしられて』をスタートさせるなど、コメディ部門で活躍を続ける一方、オックスフォード時代から続いていた13世紀のイギリス文学者チョーサーの研究を再開し、そのために76年には1年間の活動をすべてこれに費やした。そして4年がかりで書き上げた本格研究所『チョーサーズ・ナイト』は専門家からの絶賛を浴び、その後は十字軍についての研究を進め、94年にはドキュメンタリー番組『クールセーダーズ』を制作。自らプレゼンテーターを努めた。
また、絵本作家としても活動しており、89年に自分の息子のために書き下ろした『エリック・ザ・バイキング』は自らの手で映画化を果たしている。余談ではあるがこの作品には、『パイソン』の中で最も不仲で有名なジョン・クリーズが出演している。
『パイソン』の中では、とにかくおばちゃん(ペパー・ポッド:胡椒の瓶。メンバーの母親たちがモデルで、その体型と胡椒瓶の形が妙に似ていることから、メンバーが命名。ギリアム以外のメンバーは全員がこれに扮して、様々なスケッチの随所に登場する)役が印象的で、特に第二シリーズ12話の『スパム(Spam)』の女店主役は、ジョーンズの化粧の乗り方の見事さと相まって、強烈なインパクトである。第二シリーズ1話の『新型ガス調理器コント(New
Cooker Sketch)』のクランプピネット夫人役も忘れがたい。と言っても、台詞でどうこうという訳ではないが、ジョーンズのペパーポッドはいるだけで可笑しいのだ。何せ、一番見事なんで(笑)。これはジョーンズとペイリンが「シチュエーション・コメディ」に秀でていたからだろう。そう言う意味で、ジョーンズの役回りは「とにかく真面目故に虐待される役」も多かった。特に第三シリーズ4話の『悲劇的に喜劇的な男のお話(The
Man Who Makes Peaple Laugh Uncontrollably)』は見る者の涙を誘う。第一シリーズ10話の『ドーヴァー海峡をジャンプする男(The
First Man To Jump The Channel;Tunneling From Godalming To Java)』では、口先だけのマフィア(M.ペイリン扮するルイジ・ヴェルコッティ。パイソンの隠れレギュラー)に騙されて、無理難題を次々に押しつけられる不憫なアスリート役がまた泣かせる。しかし何と言ってもジョーンズと言えば「男のストリップ」である。第一シリーズ4話の『男の生き甲斐は公衆の面前で裸になること(Undressing
In Public)』や、第二シリーズ7話の『政治家のストリップ(Secretary Of State
Striptease)』の見事な脱ぎっぷりを是非ご覧下さい!
【日本語吹き替え】
『人生狂騒曲』まで、一貫して飯塚昭三さんが担当しています。
『モンティ・パイソン』を作った人たち
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